積読評とは
読んでいない本について堂々と語るやーつのことです。長いのでいいかんじのタイトルを考えていたんですけど、このたび積読評ということになった。読前評とかもあったけど、読むとも限らないしなみたいな。本当は「書評」に対したくてもっとシンプルなのがよかったけど、わたしのあたまではこれが限界メーターでした。それでさっそく第2回です。
『東京の生活史』
無人島に一冊しか持っていけないとなると、これを選ぶかもしれない。辞書とか文法書とか他にも候補はあるけど、それって最悪自分でつくれるからね。『東京の生活史』はつくれないから。この本で無人島から東京に想いを馳せるのよくないですか。分厚いし。めっちゃ分厚いんよ。鈍器本。そう鈍器にもなる。鈍器にもなる本ということは枕にもなるし、鈍器にもなるほどページがある本なら火おこしのときにも使えるんですね。いいことづくめね。
著者の岸政彦さんという方の単著に『断片的なものの社会学』というのがあって、それも積んでる。買ったの3年前らしい。。。そっちは鈍器とまではいかないから、早めに読みたいところではある。買ったの3年前ということは、わたしが路上観察学会やら赤瀬川原平一派に熱を上げていたころかもしれない。「日常」とか「生活」とかそれを「観察」するのとか、あーなんかすごい突き詰めていいんだなっておもったころ。わたしはそういうのを美術とかアートの方面ということで理解したけど、社会学からの観点もあるんだろうね。読みたくなってきた。ただ、積読が多い。