アンチ自己啓発書

自己啓発書が嫌い

自己啓発書が嫌いです。

自己啓発書とは

はやりなのでAIに聞いてみました。

自己啓発書とは、人生観や生活の仕方、思考などについて説明されており、自分自身を向上させることを目的としています。本に書かれた考えや生き方を自分なりに真似することで、人生や仕事に活かすことができます。

まあ、よさそうよね。わたしの読書のスタンスとして、「知識を得ること」がひとつあるので、こういう定義なら自己啓発書とはわりと相性がいいはず。

なんで嫌なの

えー、なんで、嫌なんだろう…???(えー) なんか、昔から嫌悪感がすごかった。初めて見た自己啓発書がたぶん恋愛メソッド的なやーつだったからかもしれない。
高校生のころ、それまでは小説や児童文学しか読んでこなくて、高校生になったんだしもうちょっと広い視野を持とうかな! みたいな軽い気持ちで本屋を見渡したときに、自己啓発ってコーナーがあって、なんか〜ピンクとか黄色とかでチカチカまぶしい本が並んでて、よく見たら、モテがどうの恋愛がどうのみたいな。ウワうぜーとおもった。恋愛指南書とでもいうのか。最近はあんまり見ないかもね。そのときはほんと…棚ひとつ使ってるくらい並んでた気がする。うざかったなあ。

自己を他者から啓発されるな

TOKIOも歌ってるじゃないですか。その船を漕いでゆけ、おまえの手で漕いでゆけ、おまえが消えて喜ぶ者に、おまえのオールをまかせるな、とね。TOKIOっていうか中島みゆきっていうか。もう〜〜〜ねそのとおりなんですよね。それに尽きるので、もうねここでこの記事おしまいにしていい。では。
で、終わったらわたしの気が晴れないので続きます。知識がほしいとか、すごく悩んでて人生ドン詰まってるな、ってときとかは他者に頼っていいものだとおもうんよ。てかだいたいのことは他者に頼っていいものだとおもいます。人ってひとりじゃ生きられなくて。助けあいですね。アスパラベーコンの再生数を伸ばしたいときとか。こうやって動画を埋めこみます。


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(絶対に見てほしいけど意味がわからないとおもうので、すっ飛ばしてもいいです。よくないけど。よくないけど!!! オタクの自我が、まろびでた。すいません。)

そりゃまあ人生に悩むことってものすごくある。わたしでいうと、うつだし、そもそも別の先天性の病気を持って生まれて(これについてはむかし記事にしたけど非公開にしたので改めて書きたい)、それ由来でいじめられたりしたし、それを今も引きずっててうつの原因にもなってるし、エエもうぐるぐるじゃん。みたいな。就活生のころとか自己分析するじゃないですか。分析した結果…なんの成果も!! 得られませんでした!! と調査兵団になってしまってた。おまえが始めた物語なのによ。履歴書に書くことひとつもねえよ。みんなは宅建とか取ってるのに。おれはよ。趣味、読書。おしまい。では。でも…おれってペライチの履歴書だけで表現できるものなのか? ガクチカなんかないけど、大学生のころにしたことだけがすべてじゃないじゃんか。みたいな。つまりですね、「自己」くらいテメェの手でなんとかできないのかよ、ということが言いたい。

「パ」がいいっぽい

たぶん自己啓発書は、コスパとかタイパがいいんだとおもう。たぶんね。読んだことあるの『チーズはどこへ消えた?』と『嫌われる勇気』くらいしか覚えがないんだけど。パフォーマンスを「パ」って略すのだいぶパフォーマンスいいね。
チーズにかんしては初版のころ今でいう鬼バズして、読みたくて読んだけど、いや意味わからんチーズどこ行ったん? てかんじになった。嫌われる勇気は、読んだのは2年くらい前だった気がするけど、なんか、もう、気が向いたんですよそのときは自己啓発書アンチだけどアンチならアンチなりに読んでおいたほうがいいよねとおもって、でも読まなくてよかったな。でもでも読まなくてよかったなという感想を得られたのはかなりよかったな。その点ではおれのペライチの履歴書よりかはなんの成果も!!ってことはないけど、インドに自分探ししにいったほうがずっといいとおもった。嫌われる勇気<<<<<<<<<<おれの履歴書<インド、ね。インドはたとえですが。インドなりなんなり海外に行ったほうがよっぽど履歴書に書けるもん。嫌われる勇気を買うお金で学校建てようよ。でも違うんよ自己啓発書が好きな人々にとっては。インド<嫌われる勇気なんですよ。たぶん。そこがなんか、嫌。

孫子を読め

自己啓発書は2冊しか読んだ記憶はないけど、もうほんと記憶の彼方に行っちゃっててごめんなさいなんだけど、そのうすっぺらい断片をよく見ると、孫子に書いてあることだなあという感想がけっこう散見されるわけね。Google変換だとそんしで変換出なくてもうね、バカかと。アホかと。散見されるとか他人行儀だけどわたし自身の感想ね。自分の感想をして、散見されるなあとか距離あるくらいもうどっか行っちゃってるのね。
で、孫子を読めばすべてが書いてあるので、もうこれだけでいいです読むのは。マジでいい。自己啓発書ぜんぶ読んでみた! みたいなのとか読まなくていい。そんなん読むならむしろ嫌われる勇気を読んでよ。嫌われる勇気より薄いもん読んで、どうすんのよ。なにがしたいのよ。自己啓発でしょ。そんならインドか、孫子! 最高なのはインドで孫子

おすそん

おすすめの孫子は『こども孫子の兵法』。べつに岩波文庫にいきなりとりかかるのもいいんだけど、孫子っていろいろ出てるので、自分にとって読みやすそ〜なのを読めばいいとおもう。たぶん。すっごいうすまった孫子の本があったらごめん。わたしは漫画版を読んだので漫画版を貼った。でもうすまっても孫子だとおもうのよね。この監修の人はわたしは例によってあんまり…なんだけど、まあこの人が書いてるんじゃないしなというかんじで受け入れた。こども向けというだけあってうすまるというよりかは濃縮されたかんじ。読みやすいので、ぜひ。

おしまい

最後なんだかんだ宣伝みたいになったが(アフィリエイトではない)、自己啓発書の悪口を言いたかった。ひとの悪口というのは盛り上がる!
わたしとしては、苦労しろとは言わない、そんなもんしないほうがいい、でもあんまり「パ」を気にするでないよ、とおもいます。気にするならば、自己啓発書に書いてあることはすべて古典に書いてあるので、もととなる古典を読んだほうがむしろいいです。プラトンとか。知らんけど。では。